めっきり冬らしく寒くなりました。冬は、植物が生命力を蓄えるように人も腎に生命力である腎精を蓄える季節です。腎とは人間の持っている根本の元気で、泌尿器系や生殖器系、内分泌系の一部を司り、成長のリズムも司るためにアンチエイジングとも深い関係があります。冷えにより腎の働きが弱くなると腰痛や下半身のだるさ、冷え症、下痢や軟便、頻尿、白髪が急に増えるなどの症状が現れます。
<食養のポイント>
体を温める食材で冷えで低下しがちな腎の働きを高めましょう。また、腎精を補う食材も取りましょう。また、冬は、日射時間が短くなるため気分が落ち込みやすくなります。そんな時は、気持ちを明るくする食材を取りましょう。
●体を温める食材・・・鶏肉、羊肉・ニラ・シナモン・乾姜(生姜は、かえって冷やします)など
しかし、乾いている体質の方は控えめにしましょう。専門家にご相談を!
●気持ちの落ち込みをサポートする食材・・・いちご・ブロッコリー・レバーなど
●旬の食材をとる・・・ゆず・白菜・ほうれん草など
冬が旬の食材は、春に備えてエネルギーを蓄えています。