
国立がんセンター中央病院では、1985年に鍼灸を導入し1999年から緩和ケアチームに加わり、
現在では症状の重い入院患者さんを主に鍼灸治療を行なっているようです。抗がん剤の副作用
である神経障害性疼痛や長期臥床による筋肉痛、倦怠感、リンパ管浮腫やイライラなどの患者
さんのつらい症状に対して鍼灸は補完代替医療として副作用なく薬物療法や他の治療法と併用
でき、また病期にかかわらず終末期まで治療が可能であるとの事から重用しているようです。
もちろん、私共でも癌患者様に対して漢方薬、鍼灸治療を行なっています。漢方薬、鍼灸で癌
が治るとは、もちろん言えませんが、抗がん剤の副作用を抑えたり様々な面で有効であります。
また、食事療法など生活面での養生法などもお教えしています。